【一条工務店 i-smart】引き戸の持ち手での指挟み防止
一条工務店 i-smartの引き戸の指挟み・指詰め防止
トイレや脱衣所、洗面所などスペースが限られる場所に引き戸を設置している方、結構多いと思います。我が家もたくさん引き戸を設置していて、開き戸よりも引き戸の方が多いくらいです。
さて、一条の引き戸って持ち手が凹んでいるので、開け放つときに指を挟みこみそうになったことありませんか?扉がそこそこ重いので、もし勢いよく挟んでしまったら骨折してしまうかも。
通常の引き戸であれば適当な戸当たりを設置して、一定以上は戸が開かないようにすれば対策ができます。
しかし一条工務店の引き戸はソフトオープン機能がついているものもあり、ただ戸当たりを設置するだけですと、ソフトオープンが役に立たなくなります。
というわけで、一条工務店 i-smartの引き戸でソフトオープン機能を残しつつ指挟みを防ぐための改造です。
対象となる引き戸の確認
引き戸の仕様によっては同様の改造ができない可能性があります。
- 一条工務店の引き戸の一部。
- ソフトオープン機能の付いた引き戸(開き切る際に引き戸がゆっくりと動く)。
- 床にレールのない吊りタイプ。
参考までに我が家の情報をまとめます。
- i-smart 2021年秋着工、2022年春引き渡し。
改造に用いる道具
必須
- プラスドライバー
- 戸当たりになるもの(幅6cmくらいの安定感のあるもの)
あると便利
- 電動ドライバー
指挟み防止対策の手順
引き戸上部にある金具の位置を変えるだけです。固定に使うねじ・ねじ穴も元から使用されているものを再利用できるので、追加のねじやねじ穴の加工は不要です。
- 引き戸上部のレールの金具の形状を確認します。
※金具の形状が異なる場合は同じ手順ではできない可能性があります。 - 引き戸を閉めたときに戸が無い側のレールにある金具を見つけます。
- 金具を固定する2本のねじをプラスドライバーで回し、金具を外します。
- 外した金具の位置よりもよりも6cmほど内側にあるねじ2本を外します。
- 外したねじの位置に金具を移しねじ止めします。
- 引き戸を開けたときに接する壁に戸当たりになるものを置きます。
写真と左右が入れ替わる配置の場合は、それぞれ逆に読み替えてください。
なぜ指挟みが防止できるのか
今回紹介した仕様の引き戸では、レールに設置された金具と引き戸の上部にある別の金具がかみ合うことでソフトオープン機能が働いています。なので金具の位置をずらすことでソフトクローズが働く位置がずれます。
上にも書いた通り、戸当たりを設置するだけでも指挟みの防止はできます。ただせっかくついているソフトオープン機能がうまく働かなくなるのはもったいない。
少しだけ手間はかかりますがお試しください。