一条工務店 i-smart 改造記

一条工務店 i-smartを2022年春に新築。色々と改造中。

【一条工務店】電動ハニカムシェードをスマートホームで操作 赤外線でハード作製編

 

電動ハニカムシェードをスマート化する!

一条工務店の電動ハニカムシェードをスマートホーム機器で実際に操作できるようにします。いわゆるスマート化ですね。今回はハードを作るところまでです。ソフトの設定は次回まとめる予定です。

手法はいろいろあって、その辺は以下の記事でまとめました。

ichijooo.hatenablog.com

今回はその中でも赤外線リレーモジュールを用いてスマート化する方法についてです。

道具

まずは必要な道具、機器の準備です。詳細は後ほど順に述べていきます。

必須

結構多いですね。とはいえスマート機器関連は既に持っている物が使いまわせます。

それぞれ説明していきます。

スマートホーム機器

スマートホームの中核となる機器です。私はAmazonのEchoシリーズを使用しています。そのほかGoogleGoogle Homeなどが有名かと思います。

既に持っていれば新たに買う必要はありません。Echoシリーズでも最も廉価なEcho dotなどで十分です。ただEchoシリーズ以外は私が操作方法を把握していないため、一部対応していない機能などがあるかもしれません。

 

スマートホーム機器と連携する赤外線送受信機器

文字にするとややこしいですが、テレビなどを操作する際に使う機器です。これもいろいろな種類がありますが、私はSwitch Bot Hub Miniを使用しています。これも他の機器については設定方法などが異なる可能性があります。

 

赤外線リレーモジュール

特定の赤外線を受信したときに電気回路のスイッチのOn/Offを切り替えられるモジュールです。これを使って純正リモコンの電気回路を制御します。受信する赤外線はSwitchBot Hub Miniなどが学習できます。

私は以下の商品を使いました。

 

一条工務店 電動ハニカムシェード 純正リモコン

これはそのままです。一条アプリから各自の仕様に合ったリモコンが帰るかと思います。

我が家はシングルタイプのシェードのため、シングルタイプのリモコンを対象としています。ダブルタイプの場合はリモコンが変わるようなので何かしら変更がいるかもしれません。

 

ACアダプタ

赤外線リレーモジュールを動かすために必要なアダプタです。私が使った赤外線リレーモジュールの場合、動作電圧がDC5Vでした。なので家のコンセントから出ているAC100VをDC5Vに変換するアダプタが必要となります。

細かな話はさておき、私が使用したものは↓の商品です。特にこだわりが無ければこちらで問題ないと思います。

 

配線

電気的な接続に用いる配線です。一部でジャンパピンを使うため、下の配線などが使いやすいと思います。

 

T6ドライバー

電動シェードのリモコンを分解するために特殊なドライバーが必要になります。

はんだ道具一式

シェードのリモコンにはんだ付けをします。ごくわずかな量しか使わないので、以下のようなセットで十分です。

 

あると便利

  • Switch Bot スマートプラグ
  • ワンタッチコネクタ
  • 適当な大きさのプラケース
Switch Bot スマートプラグ

必須ではありませんが、動作を安定させるために使用しました。赤外線リレーモジュールのOn/Offを切り替える際に、たまに赤外線がうまく届かずに想定していない動作をすることがあります。そこでこのスマートプラグを使ってモジュールの電源を操作してリセットすることで動作が安定します。

ワンタッチコネクタ

簡単な配線の接続をします。微弱な信号を通すだけなのであまり気を使う必要はありませんが、以下のワンタッチコネクタを使うと簡単にできます。

 

適当な大きさのプラケース

そのままです。作製した回路を収めるのに使用します。どのような物でも構いませんが、私はダイソーのものを使用しました。赤外線の受信部や電源の配線を通すための穴を空ける必要があります。

フタがとまるケースS W | 【公式】DAISO(ダイソー)ネットストア

ハード部分の作製

完成品

準備が長くなりましたが、ここから工作です。実際に工作するのは赤外線モジュールと電動シェードのリモコンをつなぐ部分だけです。先に完成品の写真を載せます。

 

細かな配線が分かりづらいと思いますので、配線を分かりやすくした図も載せます。

順を追って説明していきます。

 

リモコンの分解

シェードの裏のカバーを外し、電池が見える状態にします。さらにT6ドライバーでネジを外します。表側のケースを外すと電子部品が並んだ基板が見えます。黒い配線があるので切らないように気を付けましょう。

リモコンの4つのボタンに対応して、基板にも4つのボタンがついています。このボタンの四隅がそれぞれ基板に接続されています。この4つの接続部のうち、左右の2つをショートさせるとリモコンのボタンを押したのと同じ動作をします。

赤外線リレーモジュールとリモコンをつなぐ

赤外線リレーモジュール側はネジで止められるようになっています。ねじを少し緩め、配線を差し込んで再びネジを閉めればOKです。

リモコン側はネジのようなものはないので、はんだでつなぎます。はんだ付けは少しコツが要りますが、他の配線につながってしまったりしなければ大丈夫です。

ACアダプタと赤外線リレーをつなぐ

ACアダプタから出る5Vの電源を2つのモジュールに供給するため、ワンタッチコネクタを使って分岐しています。モジュール側はジャンパピンのメスがそのまま刺さります。ACアダプタにはジャンパピンのオスがさせるコネクタが付属しているのでそれを使います。ワンタッチコネクタはオスのジャンパピンが刺さります。

ワンタッチコネクタの代わりに何らかの方法で接続しても問題ありません。最大でも5Vの電圧がかかるだけなので、仮にショートしたり接触不良があったとしても家事などにつながることはないです。

赤外線リレーの設定

赤外線リレーモジュールの設定をします。

まずショートピンを付けたままにします。最初はついた状態なので、そのままでOKです。

次にACアダプタをコンセントにさして、リレーモジュールに電源を供給します。赤いLEDが点灯することを確認してください。その状態で赤いリセットボタンを長押しします。LEDが点滅したら、片方の赤外線リレーモジュールに付属のリモコンのONとOFFをリレーモジュールのそれぞれに登録します。

付属のリモコンのONを押せば片方のリレーモジュールが反応し、OFFを押せばもう片方のリレーモジュールが反応することを確認します。

 

あとは適当なケースにつめるだけ

ここまで配線ができればあとはお好みでケースに収めるだけです。赤外線の受信部はケースに穴を空けるなどして、外から見えるようにしましょう。

ソフトの設定は次回

これでハード部分は完成です。ソフトの設定はスマートホームを自分で設定したことがあればできると思います。チャレンジしてみてください。

次回、ソフトの設定も説明していきます。