【一条工務店】電動ハニカムシェードをスマートホームで操作 背景編
電動ハニカムシェードをスマートホームで遠隔操作したい
i-smartをはじめとする一条工務店の戸建てに住んでいる方であればハニカムシェードを使っている方は多いと思います。
ハニカムシェードの仕様には様々あります。断熱/遮熱/レースタイプや電動/手動操作、シングル/ダブルといった中から選ぶことになります。ハニカムシェードの仕様の詳細についてはここでは触れません。
この中で電動操作タイプを使っている方でハニカムシェードを付属の専用リモコン以外で操作したいと思った方、いないでしょうか?具体的にはAmazonのEchoシリーズやGoogleのNestシリーズなどのスマートホーム機器を使って音声で操作できたらいいなと思わないでしょうか?
スマート化できれば音声操作でシェードを上げ下げしたり、スケジュールを組んで指定の時間になれば自動で操作することもできるようになります。
しかしこのスマート化が意外と簡単ではありません。
というのも電動ハニカムシェードを操作するリモコンが赤外線方式ではなく電波方式だからです。
テレビやエアコンをはじめとする機器に使われる赤外線方式であればスマートホーム機器 + 赤外線用のリモコンデバイス(SwitchBot スマートリモコン ハブミニなど)があればそれらを組み合わせるだけで簡単にスマート化ができます。
しかし電波方式の機器では電波(RF波)をコピーして発信できるようなデバイスが存在しないため、赤外線方式のように簡単にスマート化することができません。
電動ハニカムシェードのスマート化の方法は大きく4つ
とはいえ実現する方法はあります。私が検討した方式は4つほどあります。
いずれも電動シェードの純正リモコンを使うというのは共通しており、純正リモコンをどういった方法で操作するかが異なります。順に簡単に紹介します。
リモコンを物理で押す(スイッチボット 指ボタン)
おそらく一番分かりやすくシンプルな方法です。
スイッチボットの指ボタンを使います。指ボタンはスマートホーム機器を経由して操作でき、ボタンなどを物理的に押すことできます。
一連の流れは次の通りです。指ボタンで電動シェードのリモコンのボタンを押すだけです。
赤外線でON/OFFできる赤外線モジュールを使う(赤外線 リレーモジュール)
ここから少し難易度が上がります。今回は詳細は延べませんが、はんだ付けが必要になります。とはいえ決して難しい作業ではないのでご安心ください。
ここでは赤外線リレーモジュールを使います。これは赤外線を受信して、電気的にスイッチのOn/Offを切り替えることができるものです。普段見ることはないと思いますが、Amazonなどで簡単に買うことができます。
流れは次のようになります。色々な機器を介して複雑に見えますが、いかにがんばって純正リモコンを操作するかという点はどのやり方でも共通です。
wifi経由でON/OFFできるwifiモジュールを使う
これも1つ上のものに似ています。
今回はwifiとつながるリレーモジュールを使います。wifi経由でスイッチのOn/Offを切り替えられるものです。wifiリレーモジュールがスマートホーム機器と連携できます。
wifiリレーモジュールがwifi経由で操作できるため、赤外線を発信する機器は不要になります。
インターネット経由でON/OFFできるwebサービス、機器を使う
これについては自分もよく理解できていません。
スマートホーム機器はインターネットのサービスと連携できますので、それをうまく使ってリレーモジュールを操作することで、電動シェードのスマート化が実現できるようです。
最終的にはリモコンを操作する点は同じなので、web経由での操作に詳しい方はご検討ください。
結局、どの方式がいいの?
工作の難易度とコストの比較で決めれば良いと思います。
参考程度ですが、私の主観で整理してみました。私のおすすめは赤外線モジュールを使った方法です。我が家はswitch botを既に使っており、その場合はこの方式が最も安く実現できたからです。
方式が違ってもとにかくリモコンを外側から制御する、という意味ではどれも似たようなものになります。
次回からは赤外線モジュールを用いた方法について、実際に電動シェードの自動化の改造を紹介していきたいと思います!